小中高と形は違えどいじめられっ子でした。
まぁ、やってた側は、からかってたり、いじってたりの感覚だったんでしょうけどね。
何度も学校辞めたくなったり、死にたくなったりもした。
そして、不登校になったこともあった。
でも、辞める勇気も死ぬ勇気もなかった。
そんなこともあったから、「強さ」への憧れが強かったのかもしれない。
そこから、テレビで流れていた、プロレス、格闘技にハマった。
あー、そうか強くなれば良いのか?でも自分なんかがなぁ…
そんな矢先にたまたま、地元の友達から連絡がきて、
「光一、おれいま総合格闘技のジム通いだしたんだけど、一緒にいかない?」
その時ちょうどボクシング始めようかなとも思っていた。
でも、総合格闘技だと打撃も寝技も全部出来てお得だなぁって思ったのもあり、連れてって貰って、体験受けてそのまま入会。
これが高校生の頃の話。
おれメチャクチャ人見知りで始めての場所とか超苦手なのね。
これは今だに変わらない。
通いだしてから、メッチャ景色が変わった。
何より楽しくて仕方なかった。
始めはスパーをやってもボコボコにキメられてたんだけど、徐々にキメられるようになってくると更に面白かった。
そうするとさ、学校生活にも変化があった。
いじめられることが減ってたんだよね。
別に総合格闘技やり始めてやり返したわけではない。
ただ、やられたらやり返せば良いって、自信がつき始めたから、おれの態度や佇まいが変わったんだろうね。
何より自分自信気持ちに余裕が生まれた。
まぁ、実際やられてやり返したこともあるけど(笑)
結局ね、やり返してこないと思われるからやられてたんだよね。
舐められただけ。
舐められなくなったら、そりゃ減るわな。
あとは、当時、もう学校の人間関係を捨てて、外に求めたのも良かった。
バイト先の人や地元の友達とは上手くやれていた。
俺自身は何も変わってないのに、環境、人が変われば、おれは心地よくいられた。
結局ね、辛い状況があるじゃない?
その状況を変えるには、
「行動すること」
「関わる人を変えること」
「自分がいる環境を変えること」
これなんだよね。
居心地よく居れないなら、離れればいい。
逃げではない。
逃げだとしても、逃げてはいけないって誰が決めた?
自分守れるのは自分だけやで。
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前嶋光一
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